リバウンドの歓喜は、残念ながら長くは続きませんでした。 「5日間の執行猶予」というトランプ氏の言葉で一度は跳ね上がった日経平均ですが、3月27日現在は再び下値を試す展開となっていまね・・・
市場で何が起きているのか? 期待で買わされ、疑念で売られる泥沼のやり取りを整理してみましょう。
「15項目の和平案」をイランが公式に拒否
米国が仲介国を通じて提示した「15項目の停戦案」に対し、イラン側は一方的で不公平だとして公式に拒否しました。
- 🇺🇸 米国の要求: 核開発の完全停止、ホルムズ海峡の無条件開放、武装組織への支援停止。
- 🇮🇷 イランの反応: 「交渉など一秒もしていない」と突っぱねつつ、逆に5項目の逆提案(戦争損害の賠償、将来の攻撃に対する保証など)を突きつけました。
ソース:読売新聞:イラン、米国の15項目の戦闘終結計画案を拒否(3/27)
トランプ氏、期限を4月6日へ10日間再延期
驚くべきことに、トランプ氏は3月26日の会見で、当初の5日間をさらに延ばし、4月6日(月)午後8時まで待つとSNSで発信しました。
- トランプ流の揺さぶり:
「イランは取引をしたがっている。善意の印として石油タンカー10隻の通過を許可した」と主張しています。 - イラン側の全否定:
タンカー通過は通常の主権行使だ。交渉の事実はないと、ここでも主張が真っ向から対立しています。
🔗 ソース:The Hindu: Trump extends deadline for Iran to April 6 (3/27)
なぜ「延期」なのに株価は下がっているのか?
「期限が延びたなら安心じゃないか」と思うかもしれませんが、相場は逆に不透明感の長期化を嫌気しています。
- 狼少年リスク:
トランプ氏が合意は近いと言えば言うほど、イランが否定する。この乖離に投資家がもう何も信じられないと匙を投げ始めています。私は前回の段階で匙を投げてました・・・ - 実力の準備:
交渉の裏で、米国は第82空挺師団を含む数千人の追加派遣を命令。平和なフリをして、本気で叩く準備を整えているという恐怖が市場を支配しているのかもしれません。
背景にあるイラン国内の“分断された世論”
実は今のイランは、内部が4つの層に割れています。この分断こそが、アメリカが軍事施設ではなく**「発電所」**を狙う理由です。
- 若者層: 「今の体制が続くより外圧で変わる方がマシ」という外圧歓迎の空気。
- 都市中間層: 静かに怒っているが、インフラ停止で不満が臨界点に達する層。
- 体制エリート: 国民の怒りが自分たちに向くのを最も恐れている層。
アメリカが狙っているのは、イランの軍事力ではなく国家の結束そのものです。発電所が止まり街が暗闇に包まれたとき、国民の怒りがテヘランの宮殿に向かう可能性があります。トランプ氏はその臨界点を待っているのかもしれませんね?
結局、何も解決していない
「5日間」から「4月6日」へ。 執行猶予が延びただけで根本的なことは何一つ解消されていません。
むしろ、期待で買わされるフェーズが終わり、再び冷酷な現実に引き戻されたのが、今朝の日経平均下落の正体だと私は思っています
この時間の引き延ばしに振り回されず、一段とキャッシュ比率等や市場への参入の見極めが必要だと思っています
🕊️個人的に思うこと
相場の上下で資産が戻る、もうけが出るのは嬉しいし悪いことではないと思ってしまいます。それ以上に普通の日常が早く戻ってきてほしい。チャートの数字の向こう側には、数千万人の生活と未来がある。そう考えると、この再延期の10日間は、人間の人生が揺さぶられる重い時間なんだと痛感しています。
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