最近の相場を見ていて強く感じることがあります。
それは「ニュースに振り回される人が異常に多い」ということ。
そしてニュースに対する反映速度、反射神経がすごく早いことです。
相場には3つの段階がある
私は3段階ある、そう考えています。
シンプルに分けると相場はこのような形ではないでしょうか?
- ① ヘッドラインで動く(不安・恐怖・安堵・期待)
- ② 内容を考えて動く(業績・影響)
- ③ 織り込み後に動く(現実とのズレ)
私の考える相場の本来の形は① → ② → ③ と順を追って進んでいくもの。
でも、今は違う
今の相場は、①がずっと続いている状態に見えるんです。
戦争、原油、金利……次々と飛び込んでくるニュースで下げる、ひたすら下げる。
そして数日後にはちょっとした要人の発言で戻す。
終わる可能性。終わらせる予定・・
このような不確定な未来を示す言葉だとしても相場が反転する。
この繰り返しのループに陥っているように見えます。
現代の相場を狂わせた「SNSとスマホ」
この変化の正体の一つは明確。SNSとスマホです。
- ニュースが数秒で拡散される
- 誰でも手のひらで即座に反応できる
- 感情がそのまま相場に流れ込む
昔は「ニュースを見る → 考える → 行動する」でした。 今は、「ニュースを見る → 即、反応」。
さらに日本特有の構造として、NISAやiDeCoの普及で、下げ相場に慣れていない新規投資家が一気に増えました。(私はその枠の一人かもしれません)そこにインフルエンサーの強気な発信や煽り気味の情報が重なるとどうなるのか?
「感情で動く投資」が爆発的に増え、①がずっと続くループに陥るのです。
過去の暴落との決定的な違い
ここが重要
リーマンショックやコロナショックは、現実が先に壊れた相場でした。企業や経済がダメージを受け、それが株価に反映されたのです。
対して今は
情報が先に暴れる相場です。 SNSとスマホによりニュースが数秒で拡散され、感情がそのまま相場に流れ込む。ニュースを見る → 考える → 行動するではなく、ニュースを見る → 即、反応
実態より先に不安が広がり後から答え合わせをする。まさに想像で動く相場と言えるのではないでしょうか?
売られすぎる銘柄と買われすぎる銘柄
この①のパニックは、銘柄によって逆の動きを見せます。
- ASML / NVIDIA / Microsoft(売られすぎる側)
戦争や金利上昇のニュースでリスクオフとして売られますね。「戦争=ハイテク売り」という投資家の習性です。しかし、ビジネスの本質が数日で変わるわけではありません。ここに歪みが生じます。 - INPEX(買われすぎる側) 「原油高=INPEX」という連想ゲームで、①の勢いで一気に買われます。しかし、個人が後追いで買った頃には、すでに利確売りの準備が始まっている……という落とし穴があります。
方向が違うだけで、本質は同じ。どちらも①の反応」に過ぎないのです。
大事なのは立ち位置
相場で勝つ人は、ここが違います。
- 負ける人: ①で遅れて飛びつき、①で怖くなって遅れて売る。
- 勝つ人: ①で動かず、②で理解し、③で取りに行く。
相場に張り付き①で最高速度で売る、買う等をする。
今の相場は反応が速い人が動かしていますが、最終的に勝率が高い人は初速が異常に早い人、もしくは冷静に一呼吸置ける人なのではないでしょうか?
最後に
①(ノイズ)が増えすぎると、本質と価格のズレ、つまり歪みが生まれます。 そのノイズがあるからこそチャンスが生まれるのも事実。
やることはシンプル!
- ニュースで慌てない
- 本当にビジネスに影響があるか考える
- ①の逆(売られすぎ・買われすぎ)を俯瞰する
それだけで、見える景色はガラリと変わります。
皆さんの目には、今のノイズの先に何が見えていますか?
※皆さんの資産状況やリスク許容度はそれぞれ異なります。紹介したデータや戦略は一つの強力な指標として参考にしつつ、最終的な投資の判断は、ご自身の責任と許容範囲内で、納得のいく形で行ってくださいね。
この記事に対して私に対しての質問や疑問、こういうものがあるよ!等の意見がありましたら是非コメントをおまちしております!


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