前回は、 暴落指標(VIX)から読み解く暴落との付き合い方という記事で、VIX30・週終値という客観的な数値が、いかに暴落時の強力な武器になるかをお話ししました。
今回はさらに踏み込んでいきたいと思っています
VIXとは何か(簡単なおさらい)&歴史的パニックのデータ
VIX指数の基本と「勝率100%」の極限数値
VIX指数(恐怖指数)は、S&P500オプションから計算される「今後30日間の株価変動予想」であり、投資家の恐怖の強さを表します。
VIX指数の目安
• 10〜15:市場は楽観
• 15〜20:通常状態
• 20〜25:不安が出始める
• 30以上:パニック
• 40以上:歴史的パニック(リーマン:約80、コロナ:約82)
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統計 VIX45以上のリターン
1990年以降、VIXが45以上で週を終えた場合のS&P500の成績
• 1年後:すべて上昇
• 3年後:すべて上昇
• 5年後:すべて上昇 ※恐怖が極端になるほど、その後のリターンは高くなる傾向がある。
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なぜ極限状態でリターンが高まるのだろうか?
1. パニック売り:ロスカットや解約が集中し、株価が本来の価値より大きく下がります
2. 売りが出尽くす:パニック終了後は「売る人がいない」状態になり、反発しやすくなっていきます
3. 政策対応:大きな暴落には金融緩和や財政政策という強力な追い風が吹くというわけですね
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長期投資家のための買い下がりルール
VIXは底ではなく恐怖の強さを示すため、分割投資が基本だと思っています
• VIX 25:少し買う
• VIX 30:買い増し
• VIX 35:さらに買う
• VIX 40以上:積極的に買う (恐怖が大きいほど投資額を増やす)
注意点
まずは今回の記事の妥当性としてこのようなデータがあります
- VIX 30(勝率80%超): 1990年以降のS&P500において、VIXが30を超えたタイミングで買い、1年後にプラスになっている確率は統計的に8割前後で推移しています。これは多くの金融機関(LPL Financialやゴールドマン・サックス等のレポート)のバックテストで裏付けられている「有名な勝ちパターン」です。
- VIX 45(勝率100%): 過去のデータ上は間違いありません。1990年以降、VIXが45を超えたケース(リーマン、コロナ、欧州債務危機など)において、その1年後、3年後、5年後に株価が下落していたケースは一度もありません。 つまり「過去30年以上の実績では100%」と言い切れると思います
それでも落とし穴は存在します。
1.VIX30は頻繁に起こります。しかしVIX45を超えるような大暴落は過去をさかのぼっても数回しかありません。試行回数が足りていなく、統計学的に考えると次の1回で100%が崩れてしまう可能性は0ではないんです。
2.1年後という期間。1年後には上がっていても1か月後に20%下がっていることはあります。リーマンショックがそのような動きでした
それでも何度も言っていますが
1990年以降のデータを見る限り、VIX45超えで週末を迎えたケースは1年後の勝率は実質100%となっています。
未来が過去のコピーではありません、ですがこれほど期待値の高い局面もないと思いませんか?
まとめ
暴落は避けるものではなく準備するものです。 暴落は相場にかかわる以上絶対に遭遇してしまうものです。歴史的に恐怖が極限に達したその時、その後のリターンは最大化されてきました。 恐怖で売るのではなく恐怖を利用する視点が資産形成の鍵になっていくと思えるようになれることがスタートラインだと思っています。
私はこの数字を信じてロードマップを走っていますが、市場に絶対はありません。紹介したVIX指数や統計データは、過去の実績に基づいたものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。あくまで一つの強力な指標として参考にしつつ、最後はご自身の許容範囲内で、納得のいく判断をしてくださいね。
➡次の記事[3階建ての資産形成~VIXとの付き合い方~ – 3階建ての資産形成 ┃ 5000万円へのロードマップ]
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