ヘムライン指数とは?景気とスカートの丈の意外な相関性
投資と聞くと、多くの人は小難しい数字や読み方の分からない業績、よくわからないけどチカチカと動くチャートを思い浮かべる人は多いと思います
しかし実は私たちの身の回りにこそ、相場の真実が隠れていることが多々あります!
その代表格が・・・・ヘムライン指数です。
「景気がいいと丈が短くなる」という法則
この指標の理屈はシンプルです。「景気が良くなるとスカートの丈が短くなり、悪くなると長くなる」というもの。
歴史を振り返ると、驚くほど合致しています。
まずはこちらの年表をごらんください
【永久保存版】100年のヘムライン年表(1920年〜2026年)〜スカートの丈で読み解く、世界経済と欲望の100年〜
| 年代 | 代表的な丈 | 景気のフェーズ | 社会情勢と投資家心理 |
| 1920 | 膝丈(ミニ) | 狂騒の20年代 | WWI後の空前好景気。ラジオ・自動車の普及。強気一辺倒。 |
| 1930 | くるぶし丈 | 世界大恐慌 | 株価暴落、失業率増大。生活も心も「保守的・防御的」に。 |
| 1940 | 膝下(実用的) | 戦時経済 | 物資不足により、布を節約する短い丈が「義務」として定着。 |
| 1950 | ふくらはぎ丈 | 戦後復興・黄金期 | ディオールの「ニュールック」。豊かな布使いが豊かさの象徴。 |
| 1960 | ミニスカート | 高度経済成長 | 宇宙開発、若者文化の爆発。未来への確信と超強気相場。 |
| 1970 | マキシ(ロング) | オイルショック | スタグフレーション。不透明な先行き。ボヘミアン(現実逃避)。 |
| 1980後 | タイトミニ | バブル経済 | 資産価格の暴騰。派手な消費が正義。リスクを恐れない陶酔感。 |
| 1990 | 多様化・膝丈 | バブル崩壊・調整 | 派手さから「ミニマリズム」へ。現実を見つめ直す調整期。 |
| 2008 | マキシ丈 | リーマンショック | 金融危機。世界中が足元を隠し、身を守る「防御」の姿勢へ。 |
| 2021-23 | マイクロミニ | リベンジ消費 | コロナの抑圧からの解放。金融緩和による最後の狂騒(バブル)。 |
| 2025-26 | クラシック丈 | 本質への回帰 | クワイエット・ラグジュアリー。インフレ下での「本物の質」選好。 |
- 1920年代(狂騒の時代): 第一次世界大戦後の爆発的な好景気。女性たちは膝丈の「フラッパー・ドレス」で街を闊歩しました。
- 1930年代(大恐慌): 暗い影が世界を覆うと、丈は再びくるぶしまで伸び、保守的になりました。
- 1960年代(黄金期): 高度経済成長の真っ只中。ミニスカート革命が起き、世界中が未来への希望に溢れていました。
- 2008年(リーマンショック): 金融危機の足音が響くと、地面を擦るような「マキシ丈」がリバイバルしました。
- 2022年(コロナバブル) : コロナ明けの2022年、MIUMIUなどが発表した「超ミニ(マイクロミニ)」は世界を席巻しました。これは投資の世界でいう「コロナバブルの絶頂(仮想通貨やハイテク株の暴騰)」と見事にシンクロしていますね。人々は「失われた数年を取り戻す」ために、最も極端な「攻め」の姿勢をファッションで表現していたと思います。
なぜ「丈」が動くのか?(心理と経済の裏側)
なぜ、布の長さが経済と連動するのでしょうか。そこには面白い理由があるのかもしれません。
1つはストッキング説です。かつては高級品だったストッキングを「買えるから見せびらかしたい」好景気と「買えないから隠したい」不景気が丈を決めたという説です。
これを現代に当てはめると完璧にケアされたきれいな足、高級な靴やサンダルを見せるためにミニ。エステとか通えずケアされてない足を隠すためのロングという形につながりますね。
もう1つは防衛本能です。
景気が上向くと、社会全体に「冒険心」や「自己主張」が肯定される空気が生まれます。未来に自信がある時は活動的(短い)になりやすい。
逆に不景気や社会不安(戦争やパンデミック)の時は、心理的に「包み込まれたい」「目立ちたくない」という欲求が強まります。不安な時は自分を守るために保守的(長い)になるわけですね。
デザイナーは誰よりも早くこの「大衆の心理」を嗅ぎ取って服を作っているのかもしれませんね。
小ネタ
デザイナーは時代の予言者?
2008年のリーマンショックの直前、まだ世の中が浮かれていた時期のコレクションですでに「ロング丈」や「重厚な色」が登場し始めていました。デザイナーたちは、過剰なバブルへの疲れや不安を、直感的に布の長さに反映させていたのかもしれません
2026年、私の視点
現代は多様性の時代。ミニもロングも自由です。しかし、LVMH(ルイ・ヴィトンやディオール)のようなファッションの王者が、ランウェイの主役にどの丈を据えているかを見れば、時代の空気は読めるのかもしれません
派手なロゴを隠し、上質な素材で長く着るクワイエット・ラグジュアリーが主流。丈も落ち着いたクラシックなものが支持されています。
今の世界が浮かれたバブルを終え、地に足をつけて本物の資産を守ろうとしているサインかもしれませんね?
凝り固まった考え方だけではなく・・・?
ランウェイの裾の長さを眺め、時代の風を感じるようにするのも楽しいかもしれませんね
今は少し長めの丈が流行っているな。なら、私の投資も攻めより守』を固める季節かもしれないな?など
そんな風に歴史や文化と投資を繋げて考えると、日々何気なく見ている相場も、もっと味わい深いものになるはずです。
おまけ 多様性が教えてくれたもの
分散投資の重要性
現代はミニが流行っているからロングを履いてはいけないという時代ではありません。
これは私の三階建て戦略と同じ・・・もしくは似ていると思います。
ロング(守り枠): ウォルマートや金のような、時代に左右されない定番なもの。
ミニ(夢枠): SOXCのように、今の熱狂を象徴する流行なもの
これらが一つのランウェイ(ポートフォリオ)に共存しているのが現代のトレンドではないでしょうか?
この記事に対して私に対しての質問や疑問、こういうものがあるよ!等の意見がありましたら是非コメントをおまちしております!


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