「損を認めたくない」「いつか戻るはずだ」 そう思って放置していた塩漬けの株。
気が付いたら二度と助からないレベルまで沈んでしまった……こんなこと経験したことはありますか?もちろん私はあります。投資をしていれば誰しもが一度は経験する地獄の一つではないでしょうか?
なぜ私たちは損切りができないのでしょう?
どうすれば「次への一歩」として冷静に売ることができるのか。そのメンタル術を紐解いていきます。
結論から人間は損が大嫌いな生き物
損切りは技術ではありません。そして損切りできないことは知識不足でもありません。
ほとんどの場合はメンタルの問題なんです。
心理学には「プロスペクト理論」という言葉があります。
人間は「1万円得した喜び」よりも「1万円損した痛み」を2倍近く強く感じると言われています。これは皆さん感じたことはあるのではないでしょうか?
だからこそ、損を確定させるつまりは負けを認めるという行為は・・・本能的に拒絶したくなるのです。
つまり損切りは
正しい判断ができるのかという問題ではなく、感情に・・・本能に勝てるかどうかの問題なのです。
しかし投資の世界でこの本能に従うと、致命傷を負うことになるんです。
なぜ「損切り」を先延ばしにしてしまうのか?
- 「いつか戻る」という根拠のない希望:
あの時は戻ったから今回も戻るはずという根拠のない希望を持ってしまっている。
株価自体は何らかの理由で落ちているため、それを無視して奇跡を待つのは、もはや投資ではなくお祈り、神頼みに近いことではないでしょうか。 - 自分の間違いを認めたくない:
この株は上がると判断して買った自分のプライドが、損切りを邪魔しているのかもしれません。
この気持ちが強いほど損切りは遅れると思います。 - 「塩漬け」という名の現実逃避:
売らなければ損は確定しない・・・戻れば大丈夫・・・そう自分に言い聞かせて数年間資金を眠らせてしまう。
放置するリスク
- 資金が拘束される
含み損に資金が拘束されるとほかのチャンスを逃してしまいます。機会損失ですね。 - 損失が拡大する
最初に切っていればー10%だったのがどんどん増えていきー50%まで増えることも珍しくはありません。個別銘柄は戻らないことも多々あります。 - メンタルが削られる
ほかの投資でプラスになってもマイナスがあることでメンタルが削れます。
そこから判断がぶれたり、次の投資が怖くなっていきます。その結果投資のパフォーマンスが下がることにつながっていくことがあるのです。
損切りを前向きな決断に変えていこう
損切りは負けではありません。
これ以上資産を減らさないための防衛策です。そしてより良い銘柄へ乗り換えるための資金回収でもあります。
現金を持っていたら、もう一度この株を買うか?
こう自分に問いかけてみてください。もし買わないと思うなら、今すぐ売るべきです。
安くなってるから買い増ししたい!と思えるのなら切らずにとっておくのもありだと思います。
損切りは、授業料
人は成功よりも失敗から学ぶ生き物です。その失敗から学べば、その損は将来の利益のためのコストになってくるとおもいませんか?
一口メモ
私も何度も塩漬けを作ってきました。勇気を出して損切りし、その資金で別の成長株を買った時、不思議と心が軽くなったのを覚えています。
「間違えたら、すぐ直す」。これは投資に限らず人生で一番大事なスキルかもしれませんね(笑)
ちなみに一部は戒めとして現在も塩漬けで持っている株もあるのはここだけの話ですよ?
物理的な対策
ルールを事前に決める
これが一番最強だと思います
例
1.-10%で損切り
2.トレンド崩れで損切り
3.BOX相場にもどったら損切り
このようなルールを購入前につくること、購入後にルールを作ると確実に感情が入ってしまうので注意
機械的に執行する
どうしてもできない人におすすめです
逆指値注文を使い自動で損切ラインで売買を行うようにする
人間の判断が入らないので感情による損切りができない事態を回避することができます
今回のまとめ
人間は本能的に損を嫌う。だからこそ意識的に切る必要がある。
損切りは次で勝つための資金を取り戻すポジティブな行為。
買う前にいくらで逃げるかを決めておくのが鉄則。
お祈り&神頼み投資家を卒業して、自分の資産を自分でコントロールできる自立した投資家を目指しましょう!
大切なのは大きく勝つことより大きく負けないこと!
小さく負けていればいくらでも取り返すチャンスは来ますよ!
損切りは守りではありません
長く勝ち続けるための攻めでもあるんです!
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