― 「この会社、ちゃんと成長しているのか?」を見る数字 ―
株式投資を始めると、
PER、ROE、EPS。
こういった専門用語が大量に出てきます。
その中でも初心者が「結局、EPSって何を見る数字なの?」となりやすい。
でも実は、考え方はかなりシンプルです。
EPSとは、“会社が1株あたりどれだけ利益を出しているか”を見る数字。
「この株、1株でどれくらい稼ぐ力があるの?」を表しているんです。
① EPSを超シンプルに言うと
例えば、会社全体で100億円の利益が出たとします。
そして株が1億株ある。
すると、
100億円 ÷ 1億株 = 100円
つまり、1株あたり100円利益を出している。
これがEPSです。
正式には「1株当たり利益」とも呼ばれます。
初心者はまず“会社の利益を、1株単位で見やすくした数字”くらいの理解で大丈夫です。
実際の決算書からのEPSの見方

※出典:三菱商事株式会社「2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/ir/library/earnings/pdf/202605j.pdf
※画像内の数値・資料は三菱商事株式会社の決算短信をもとに、初心者向け解説用として加工・注釈を追加しています。
② なぜEPSが重要なのか
株価は、最終的には“利益期待”で動きます。
つまり市場は、
「この会社、今後どれくらい稼げるの?」
をかなり重視している。
だからEPSは重要なんです。
例えば、EPSが毎年伸びている会社。
これは、“会社の稼ぐ力が強くなっている”可能性がある。
逆に、売上は大きいのにEPSが伸びない会社もある。
すると、
「思ったより利益効率悪い?」
となることもある。
つまりEPSは、“会社の利益成長”を見る上でかなり重要な数字なんです。
③ 長期で強い会社ほど、EPS成長が強い
市場で長期的に強い会社は、EPSが伸び続ける会社であることがかなり多いです。
なぜなら、
利益が増える
↓
EPSが伸びる
↓
市場評価が上がる
↓
株価が上がる
という流れになりやすいから。
例えば、Apple、Microsoft、NVIDIAのような世界的企業も、長期で見るとEPS成長がかなり強い。
つまり株価って、短期では感情で動くこともある。
でも長期では、“利益成長”へかなり近づいていくんです。
だからEPSを見ると、
「この会社、本当に成長しているのか?」
が少しずつ見えてくる。
ここがかなり重要です。

④ EPSだけ見ればいいわけではない
ここは初心者がかなり勘違いしやすいポイントです。
EPSが伸びている=最強
と思いやすいです。
でも実際は、そこまで単純ではありません。
例えば、一時的な特別利益でEPSが急増することもある。
また、自社株買いで株数が減ると、EPSが上がる場合もあります。
つまり“本業が強くなった”とは限りません。
だから重要なのは、
✔ 売上も伸びているか
✔ 利益も成長しているか
✔ 継続的にEPSが伸びているか
ここを見ること。
EPS単体ではなく、“会社全体の流れ”で見るのがかなり重要なんです。
⑤ EPSとPERはかなり関係が深い
EPSは、PERともかなり関係があります。
PERは「株価 ÷ EPS」で計算されます。
つまりEPSが伸びると、PERが下がり、“割安”に見えることもある。
だから市場では「EPS成長率」をかなり重視する投資家も多い。
特にグロース株(成長株)は“今の利益”より“将来どれだけEPSが伸びるか”で買われることも多いんです。
つまり市場は、今だけではなく、“未来の利益”を見ている。
ここを理解すると、決算の見え方もかなり変わってきます。
⑥ 初心者はどう使えばいいのか
初心者の場合、まずは難しく考えなくて大丈夫です。
例えばEPSが毎年伸びているか。
ここを見るだけでもかなり違う。
つまり「この会社、ちゃんと利益成長してる?」を見る感覚です。
特に決算を見る時、
✔ 売上
✔ 利益
✔ EPS
この3つを見るだけでも、会社理解はかなり変わります。
EPSは、“会社の成長力”を見るためのかなり重要な数字なんです。
⑦ まとめ
― EPSは「1株あたりの成長力」を見る数字
EPSとは、“会社が1株あたりどれだけ利益を出しているか”を見る数字です。
簡単に言えば、
「この会社、ちゃんと成長してる?」を見る指標。
特に重要なのは、EPSが継続的に伸びているか。
ここです。
長期で強い会社ほど、EPS成長が強いことがかなり多い。
ただし、EPSだけ見ればいいわけではありません。
売上。利益。継続性。
全部合わせて見ることが重要です。
投資で本当に大事なのは、“数字を暗記すること”ではありません。
「この会社、本当に強いのか?」を考えることなんです。
※本記事は特定銘柄の購入推奨ではありません。紹介したデータや戦略は一つの強力な指標として参考にし、投資判断はご自身のリスク許容度に応じて行ってください。
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