半導体、ちょっと買われすぎてたよねという話
先週の相場は、指数だけ見るとそこまで悪くなかったです。
米国株は週間では上昇。
ダウは最高値圏まで行きましたし、S&P500やNasdaqも週ではプラスでした。
日本株も、日経平均は半導体売りでかなり揺れましたが、TOPIXは意外としっかりしていました。
なので、相場全体が崩れたというより、半導体・AI関連から一度資金が抜けた週だったと思います。
個人的には、先週の相場はかなり分かりやすくて、
「半導体なら何でも買えばいい」みたいな空気が、一回冷やされた週
だったと見ています。
先週起きたこと
ざっくり言うと、こんな感じです。
| 起きたこと | 見方 |
|---|---|
| 米国株は週では上昇 | 相場全体はまだ強い |
| ダウは最高値圏 | ハイテク以外にも資金が流れた |
| 日経平均は大きく揺れた | 半導体・値がさ株の影響が大きい |
| TOPIXは底堅い | 日本株全体が売られた感じではない |
| SOX指数は大きく調整 | 半導体の期待値が剥がれた |
| KOSPIも荒れた | 韓国メモリー株も同じ流れ |
| 原油は70ドル割れ | インフレ面では一旦プラス |
日経平均だけ見ると、かなり嫌な感じでした。
でもTOPIXを見ると、そこまで相場全体が崩れた感じはありません。
ここは結構大事だと思っています。
半導体売りのきっかけ
先週の半導体売りには、ニュースのきっかけもありました。
大きかったのは、Metaが余ったAI計算能力を外部に売る可能性が報じられたことです。
これで市場が「AIデータセンター投資、ちょっとやりすぎなんじゃない?」と見始めました。
そこから、米国ではMicronやSanDiskが大きく下落。
韓国ではSK hynixやSamsungが急落。
日本ではキオクシア、東京エレクトロン、アドバンテストにも売りが広がりました。
ただ、これを見て「AI需要が終わった」とまでは思いません。
どちらかというと、
AI需要はある。でも株価がちょっと先に走りすぎていた。
この方が近いと思います。
半導体がダメになったというより、みんな少し夢を見すぎていた分が剥がれた感じです。
キオクシアは分かりやすかった
先週、一番分かりやすかったのはキオクシアです。
キオクシアはAI向けメモリー需要やNAND市況改善期待でかなり買われていました。
だから下げる時も大きい。
これはキオクシアが急に悪い会社になったという話ではなく、株価に期待が乗りすぎていたんだと思います。
| 見るポイント | 今の見方 |
|---|---|
| AI需要 | まだ終わってない |
| NAND市況 | 改善期待は残っている |
| 株価 | 期待がかなり先に乗っていた |
| 短期需給 | 信用買い・利益確定売りが重なりやすい |
| 決算 | ここでかなり荒れそう |
キオクシアは短期では決算次第でかなり荒れそうです。
もう「AI需要あります」だけでは足りません。
市場は、ちゃんと数字で見せてほしい段階に入っています。
NAND価格、在庫、利益率、次期見通し。
このあたりが弱いと、短期ではさらに売られやすいと思います。
逆に、数字が強ければ、今回の下げはただの調整だったと見直される可能性もあります。
信用買いの強制売りもありそう
今回の下げは、業績だけで説明するより、需給も見た方がよさそうです。
キオクシアや半導体株は短期間でかなり上がっていました。
そうなると、信用買いや短期資金も入りやすいです。
そこで急落が来ると、
信用買いが増える
↓
株価が急落
↓
追証・ロスカット
↓
強制売り
↓
下げが大きくなる
という流れが起きやすいです。
なので、下げ幅だけを見て「半導体需要が終わった」と見るのはちょっと早いと思います。
需要が壊れたというより、期待と需給が一緒に崩れた。
そんな感じです。
TOPIXが耐えたのは大きい
ここはけっこう重要です。
日経平均は大きく下げました。
でもTOPIXは崩れていません。
つまり、日本株全体が売られたというより、半導体・AI関連から資金が抜けた可能性があります。
| 動き | 解釈 |
|---|---|
| 日経平均が大きく下落 | 値がさ半導体株の影響 |
| TOPIXが底堅い | 日本株全体はまだ崩れていない |
| 銀行・保険・商社が強い | バリュー株に資金が移った可能性 |
| 半導体だけ弱い | テーマ株の期待値調整 |
日経だけ見ると「日本株やばい」となります。
でもTOPIXを見ると、「いや、資金は逃げたんじゃなくて移動しただけかも」と見えます。
来週見たいところ
来週は、半導体が戻るかだけではなく、資金がどこに残るかを見たいです。
ニュース面では、このあたりです。
| 材料 | 見る理由 |
|---|---|
| Fed議事要旨 | 金利がどう見られるか |
| TSMC月次売上 | AI半導体の実需確認 |
| Delta決算 | 消費・旅行需要を見る |
| Micronの反発 | メモリー株が落ち着くか |
| ドル円 | 介入観測と輸出株への影響 |
| 原油 | インフレ懸念が戻るか |
| TOPIX | 日本株全体が崩れていないか |
相場としては、4パターンで見ます。
| パターン | 見方 |
|---|---|
| 半導体が戻る | 調整一巡かも |
| バリューが強い | 主役交代かも |
| 半導体もバリューも強い | 日本株かなり強い |
| 両方弱い | これは普通に危ない |
個人的に一番見たいのは、キオクシアと三菱UFJの対比です。
キオクシアが戻るなら、半導体に押し目買いが入っている。
三菱UFJが強いなら、資金はまだバリューに残っている。
両方強いなら、日本株はかなり底堅い。
逆に、キオクシアが戻らず、半導体全体も弱いなら、期待値の修正はまだ続いていると見ます。
個人的に気になる株
キオクシア
メモリー相場を見るなら、まずここです。
先週の下げが調整で終わるのか、それとも期待値修正が続くのか。
一番分かりやすい銘柄だと思います。
短期は荒れそうですが、中長期でAIメモリー需要が終わったとは見ていません。
東京エレクトロン
半導体製造装置の代表です。
ここが戻らないなら、メモリーだけでなく、半導体設備投資全体に警戒が広がっていると見ます。
アドバンテスト
日経平均への影響が大きい銘柄です。
日経が戻るかを見るなら、アドバンテストはかなり大事です。
ここが弱いままだと、日経は重くなりやすいです。
Micron
キオクシアを見るなら、Micronもセットで見たいです。
Micronが戻るなら、メモリー株全体の不安が少し和らぎます。
弱いままだと、キオクシア単独で戻るのは少しきつそうです。
TSMC
AI半導体の実需を見るならここです。
月次売上が強ければ、半導体需要そのものはまだ生きていると確認できます。
三菱UFJ
バリュー株への資金移動を見るならここです。
半導体が弱くても三菱UFJが強いなら、日本株から資金が逃げたのではなく、移動しただけかもしれません。
東京海上
守りの資金がどこに向かっているかを見る銘柄です。
高配当、保険、バリュー。
半導体とはかなり性格が違うので、資金の逃げ先を見るには分かりやすいです。
トヨタ
為替を見るならトヨタです。
円安はプラスですが、介入観測や急な円高があると重くなります。
ドル円が荒れるなら、トヨタの動きは見ておきたいです。
私の見方
半導体需要が終わったとは思っていません。
でも、半導体なら何でも買われる相場は一回止まったと思います。
AI需要は本物かもしれない。
でも、全部の半導体株が同じように上がり続けるわけではありません。
ここからは、数字を出せる企業と、期待だけで買われていた企業が分かれていくと思います。
半導体が戻れば調整一巡。
バリューが強ければ主役交代。
両方強ければ日本株はかなり底堅い。
私は来週、その3つを分けて見ます。
まとめ
先週の相場は、指数だけ見るとそこまで悪くありませんでした。
でも中身を見ると、半導体・AI関連から資金が抜け、バリュー株や高配当株へ資金が移った可能性があります。
キオクシアの下げは痛いです。
ただ、半導体相場が終わったというより、期待値が一度冷やされた調整に見えます。
来週見るのは、
- 半導体が戻るか
- バリューが粘るか
- TOPIXが崩れないか
この3つです。
結論はシンプルです。
AI需要は終わっていない。
でも、半導体への雑な期待は一回止まったかもしれない。
来週は、その答え合わせの週になりそうです。
※本記事は特定銘柄の購入推奨ではありません。紹介したデータや戦略は一つの強力な指標として参考にし、投資判断はご自身のリスク許容度に応じて行ってください。
サイト案内
最新記事はこちら
→ 最新記事・人気記事はこちらから
私のプロフィールはこちら
→ どんな人が書いているか知りたい方へ
サイトマップはこちら
→ ブログ全体の構造を一覧で確認できます
更新スケジュールはこちら
→このブログの更新頻度、スケジュールをご確認ください
この記事に対して私に対しての質問や疑問、こういうものがあるよ!等の意見がありましたら是非コメントをおまちしております!
ランキングやメッセージをいただけると励みになります。もしよければお願いいたします
🚨 相場の「荒波」を乗りこなすための教養セット



コメント