暴落が来てから考えるのでは遅すぎます。恐怖で思考が止まる前にあらかじめ決めておいた「数字」に従って機械的に動く。これが資産を加速させるための「なんなん流・迎撃術」です。
投資における本当の恐怖は、株価が下がることではありません。「想定外の事態に、何もできない自分」**に直面することです。 株価が30%下がったとき、世界は悲鳴を上げ、SNSは絶望に包まれます。しかし、その時、手元に「あらかじめ決めた手順書」がある人だけは、虎視眈々と牙を研いでいます。
なんなん流・迎撃術の本質は、暴落を「耐える時間」から「利益を仕込む時間」へと180度転換させることにあります。1階(土台)に金や債券を組み込んでいるのは、単なる分散のためではありません。それは、暴落というバーゲンセールで使うための「最強の現金(キャッシュ)」を確保しておくためなのです。
■ 迎撃の全体像:守りから攻めへの「スイッチ」
私のポートフォリオの「1階(守り)」にある金や債券は、ただ持っているだけではありません。暴落時に割安になった株を叩くための弾薬としての役割を持たせています。
【迎撃フェーズ0】下落率10%:動かない
- アクション: 動きません
- 狙い: 周りは暴落と言いますがステイする。10%程度なら普段でもあり得るため、ノイズを排除する待機フェーズとなります。
動きたくなるところですが基本的にはうごきません。余剰資金がある際はここで偵察として株を仕込む等のアクションは起こす可能性があります
【迎撃フェーズ1】下落率20%:最初のスイッチ
- アクション: 「S&P500ゴールドプラス」を全売却。
- 狙い: 守備的なインデックスから、より反発力の強い「純粋な株」へ資金をシフトします。
攻撃的な守り資金から変えていきます。
20%となると4~5年単位で起こる中規模調整だと私は思っています。
直近だと利上げ・インフレショックの2022年が20%~25%付近でした。
多くの人は「株が下がったから、今ある現金を入れよう」と考えますが、なんなん流は違います。まずは「守り枠の性質を変える」ことから始めます。
例えば、守り重視の「S&P500ゴールドプラス」を全売却し、純粋なS&P500(VOO等)に乗り換える。これは、同じ「1階」の中でも、より反発力の強いエンジンへ積み替える作業です。この段階ではまだ自分の生活資金(現金)を削る必要はありません。ポートフォリオ内の「配置転換」だけで、下落を利益に変える準備が整うのです。
【迎撃フェーズ2】下落率30%:弾薬の解禁
- アクション: 保有している「債券」と「金」を半分売却し、株へ投入。
- 狙い: 相場が明らかに「バーゲンセール」に入った段階。安定資産を削り、将来の利益を取りに行きます。
ここまでくれば明確な暴落です。ここで全部出し切らないであえて残しておくことがポイントとなります。
30%ですと直近はコロナショックが近いと思います
【迎撃フェーズ3】下落率40%:総力戦とブースト
- アクション: 残りの債券・金をすべて売却し、株へ投入。さらに月々の積立額をブースト(増額)。
- 狙い: 歴史的暴落の領域。ここでどれだけ仕込めるかが、数年後の資産形成への大きな分かれ道になります。
パニック領域、周りが悲壮感に漂っているところに30%で残した債券と金を投入することで利益を最大に引き延ばすことができます。
下落率30%を超えると、もはや「調整」ではなく「パニック」です。 ここで重要になるのが、「残しておいた半分」の存在。一度に弾薬を使い切らないことで、「さらに下がってもまだ弾がある」という心の余裕が生まれます。
このフェーズでは、債券や金を売却して株を買うだけでなく、「積立額のブースト」というアクセルも踏みます。毎月の給料から捻出する額を一時的に増やす。これは、未来の自分から「今」のチャンスへ投資を前借りする行為です。周りが「投資なんてやるんじゃなかった」と後悔している瞬間に、あなたは「もっと安く買いたい」と願う。この視点の逆転こそが、億り人への片道切符となります。
【迎撃フェーズ4】下落率50%:最終防衛線
- アクション: 生活資金に余裕があれば、そこから追加投入。
- 鉄則: 「無理はしない」。あくまで生活の質(幸福の定点)を維持できる範囲内で、最後の勝負をかけます。
どんなに魅力的な相場であっても、生活を壊してまでの投入は厳禁です。
私たちが投資をするのは、幸せになるためであって、数字を増やすために生活を犠牲にするためではありません。なんなん流・迎撃術の最後の一行に「無理はしない」と書かれているのは、「相場に勝っても、人生に負けてはいけない」という私の強い信念があるからです。
ここまで落ちるのはさすがに事故としか思えません。下落する可能性があると考えておくだけで心の持ちようが変わります。
「なぜ、ここまで細かく決めているのか?」
それは暴落の真っ只中では『もっと下がるかも』という恐怖に支配され、誰もが動けなくなるからです。
この迎撃アクションは、自分との契約書。数字が来たら感情を殺してボタンを押す。
それが1階の『守り』を真の意味で活かす方法です。
数字が来たら、感情を殺して、事務的に、淡々とボタンを押す。 その孤独な作業の数年後、あなたの資産画面には、あの時の自分への感謝の言葉が並んでいるはずです。
■ 初心者向け簡易版(なんなん流ライト迎撃術)
「まだ金や債券を持っていない人は、まずはシンプルにこれだけでOKです」
- 下落10% → 何もしない
- 下落20% → 少額だけ追加
- 下落30% → いつもの積立を増額
- 下落40%以上 → 余剰資金で追加
「とにかく“ルールを決めておくこと”が最優先」
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迎撃プランを用意しても、いざその時が来ると恐怖で指が止まるのが人間です。感情に邪魔されずに実行するための『状態管理』のコツも、併せて読んでおいてください。準備とメンタル、この両輪が揃って初めて迎撃は成功します。
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この迎撃術は、すでに資産を“1階・2階・3階”で分けている人向けの実践ルールでもあります。
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※本記事は特定銘柄の購入推奨ではありません。紹介したデータや戦略は一つの強力な指標として参考にし、投資判断はご自身のリスク許容度に応じて行ってください。
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ニュースの数字だけを追っていても、答えは見つかりません。私はこの3冊から得た「データ」「覚悟」「実利」を組み合わせて、自分だけの『要塞』を守り抜いています。月曜日、一緒に立ち向かいましょう。




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