暴落で心が折れそうな日に。初音ミクから教わった「続ける投資」
投資って、何が一番難しいと思う?
銘柄選び?
買うタイミング?
それとも、売るタイミング?
もちろん、どれも難しいよね。
でも私は、いちばん難しいのは「続けること」なんじゃないかなーと思ってる。
相場が上がっているときはいいんだよね。資産が増えるし、自分の判断も正しかったように感じる。
問題は、暴落したとき。
含み損を見るたびに不安になる。SNSを開けば、こんな日でも利益を出している人が目に入る。
「このまま持っていて大丈夫かな」
「私だけ判断を間違えた?」
「今すぐ売ったほうがいい?」
そんなことを何度も考えてしまう。
でも、それはメンタルが弱いからじゃないよ。
自分のお金が減っているんだから、怖くなるのは普通だと思う。
だから大切なのは、怖くならないことじゃない。
怖くなっても、すぐに全部を投げ出さない形を作っておくこと。
そのことを考えていたら、初音ミクの文化って、投資と少し似ているかもしれないね。
昔好きだった曲、今でも聴きたくならない?
昔よく聴いていたボカロ曲を、何年かぶりに急に聴きたくなることってない?
私はあるよ。
「メルト」や「千本桜」、「Tell Your World」。
久しぶりに聴くと、曲だけじゃなく、その頃の気持ちまで一緒に戻ってくる。
新しい曲が次々に生まれても、昔好きだった曲の価値がゼロになるわけじゃないんだよね。
流行の中心から離れても、自分の中にはちゃんと残ってる。
投資にも、こんな「戻れる場所」が必要なのかもしれない。
私にとってそれは、一発逆転を狙う銘柄じゃない。
長く持つつもりで選んだ分散資産や、暴落しても生活を守ってくれる現金。
いわば、資産運用の原曲みたいなものかな。
もちろん、分散投資でも下がるときは下がる。インデックスだって元本保証じゃない。
それでも、一つの会社へ全部を預けるより、一度の失敗で資産全体が壊れにくくなる。
暴落したときの違い
土台がない
株価が下がる
↓
「全部なくなるかも」と感じる
↓
怖くなって、予定になかった売却をする土台がある
株価が下がる
↓
生活資金と投資資金を分けて考える
↓
落ち着いて次の行動を選ぶ
暴落に耐えるメンタルって、気合いで作るものではなさそう。
心が折れにくい持ち方を、暴落する前に作っておく。
そのくらいでよさそうかなーと思ってる。
すぐ伸びる曲ばかりじゃないよね
投稿してすぐに広がる曲もある。
何年かたってから、急に注目される曲もある。
大きくバズらなくても、ずっと誰かに聴かれている曲もあるよね。
ボカロ曲って、届き方も、届く時期も本当にバラバラ。
投資も少し似てることない?
成長株が強い年もあれば、高配当株や割安株が選ばれる年もある。株が動かないときに、金や債券が上がることもある。
でも、自分が持っているものだけ上がらないと焦るんだよね。
「これを選んだの、失敗だったかな」
「今上がっているものへ乗り換えようかな」
そう思って売った直後に、今まで持っていたものが上がり始める。
反対に、乗り換えた先が天井だったりする。
投資では、こういうことが本当によくある。
ただし、「待っていれば何でも上がる」という話でもないよ。
戻らない株もあるし、買った理由が途中でなくなることもある。
だから見るのは、今上がっているかどうかだけじゃない。
買ったときの理由は、今も残っている?
理由がなくなったなら、見直したほうがよさそう。
理由が残っているなら、ほかの資産が上がっているというだけで、そんなに焦らなくてもいいかもしれないね。
待つって、何も考えずに持ち続けることじゃない。
ときどき立ち止まって、それでも持ち続けたいかを確かめる。
それくらいの距離感がよさそう。
一人で作られた文化じゃない
初音ミクの文化って、誰か一人の力で続いてきたわけじゃないよね。
曲を作る人がいる。
絵を描く人がいる。
動画を作る人がいる。
歌う人も、踊る人も、聴く人もいる。
誰かが作ったものを受け取って、別の誰かが次の作品を作る。
「Hand in Hand」という曲名みたいに、いろいろな人の手がつながった結果、文化が続いてきた。
投資も、一つへ全部を預けなくていいと思う。
どれだけ好きな会社でも、失敗することはある。業績が悪くなることもあるし、配当が減ることもある。
市場全体が回復しても、自分の持っている一社だけ戻らないことだってあるからね。
だから「推し」と「資産の土台」は分けて考えたほうがよさそう。
好きな企業へ投資するのは楽しい。
でも、その一社が崩れたら生活まで崩れる金額は入れない。
応援することと、全財産を預けることは別なんだよね。
ミク文化と投資を並べてみると
| ミク文化で感じること | 投資で意識したいこと |
|---|---|
| 長く聴き継がれる原曲がある | 長く持つ土台を作る |
| 曲ごとに届く時期が違う | 資産ごとの波を受け入れる |
| 多くの作り手が文化を支える | 一つへ集中しすぎない |
| 作品から次の作品が生まれる | 配当や入金を再投資する |
| 流行が変わっても文化は続く | 暴落と市場の終わりを分ける |
n次創作って、複利に少し似てない?
誰かが曲を作る。
その曲を聴いた人が絵を描く。動画を作る。歌ってみる。踊ってみる。
そこから初音ミクを知った人が、また別の作品を作る。
最初の一曲が、次の創作へつながっていく。
この広がり方って、投資の複利に少し似てると思わない?
入金する
↓
利益や配当が生まれる
↓
受け取った分を再投資する
↓
次の利益を生む元手が増える
もちろん、複利は魔法じゃないよ。
投資先が下がれば資産は減る。配当が減ることもある。税金や手数料もかかる。
何もしなくても、必ず増えるわけじゃない。
それでも、時間をかけて入金と再投資を続ければ、少しずつ元手が育っていく可能性はあるよね。
ただ、最初は本当に地味。
入金しても、思ったほど増えない。相場が悪ければ、入れた金額より評価額が少ないこともある。
「これ、意味あるのかなー」って思うこともあるよね。
でも、誰にも聴かれていない夜に作られた曲が、何年かあとに誰かへ届くこともある。
私は、この感じに「ODDS&ENDS」という曲名が似合う気がしてる。
今は小さく見えるものでも、積み重なると意味が変わるかもしれない。
投資でも、あとから振り返ると、派手に勝った日より、何も起きなかった時期の入金が効いていたりするんだよね。
暴落した日は、無理に強くならなくていい
暴落した日に「冷静になろう」と思っても、なかなか難しい。
何度も株価を確認して、SNSを開いて、悪い予想ばかり探してしまう。
そんな日は、自分を無理に励ますより、先に決めたルールへ戻ればよさそう。
私は、こんな順番で考えるようにしてるよ。
生活に必要なお金まで投資していない?
↓
買った理由は崩れていない?
↓
一つの銘柄へ偏りすぎていない?
↓
耐えられる損失を超えていない?
↓
問題がなければ、その日は画面を閉じる
「絶対に戻る」と自分へ言い聞かせなくてもいい。
絶対なんて、誰にも分からないからね。
大切なのは、予想が外れても立て直せる金額にしておくこと。
メンタルを根性だけで守ろうとすると、いつか疲れてしまう。
だから、資金管理で心も守ってあげる。
私は、そんな感じでいいと思ってる。
待てる人って、何もしない人じゃない
長期投資と聞くと、「買ったら放置すればいい」と思うかもしれない。
でも、待てる人もちゃんと見てるよね。
買った理由は残っている?
資産の偏りは大きくなっていない?
生活環境は変わっていない?
必要なら売るし、投資額も変える。
ただ、株価が下がったというだけで、毎回すべてを変えない。
ミク文化も、何もしなかったから続いたわけじゃない。
作り続けた人がいた。
聴き続けた人がいた。
新しい表現へ変えてきた人がいた。
続けるって、同じ場所でじっとしていることじゃないのかもしれないね。
変えるものは変えて、残したいものは残す。
投資も、そのくらい柔らかく考えてよさそう。
最後は「39」で終わろう
暴落の日って、自分の失敗ばかり探してしまうよね。
でも、昨日まで積み上げてきた自分へ、少しくらい「39」と言ってもいいんじゃないかな。
暴落しても、慌てて全部売らなかった。
無理な買い増しをしなかった。
生活資金へ手をつけなかった。
決めていた金額だけ入金した。
そんな行動は、SNSでは目立たない。
誰かから褒められることも、たぶんあまりない。
でも、資産を守るのは、そういう地味な判断なのかもしれないね。
神曲って、焦ったから作れるものじゃないよね。
資産も同じで、焦って売ったり買ったりを繰り返せば育つ、というものでもない。
大きく勝てた一日も、もちろんうれしい。
でも、それより相場にちゃんと残れた一年のほうが、あとから効いてくるんじゃないかな。
次の一曲を作れる状態で残っておく。
次の投資ができるだけの資金と、少しの余裕を残しておく。
暴落に耐えるって、歯を食いしばって我慢することじゃない。
また明日も続けられる状態にしておく。
私は、それくらいの感覚でいいと思ってるよ。
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暴落した日に投資を続けるのは、思っているより難しいです。
派手に勝つことより、退屈でも相場に残り続けることの方が、長期では大事になる場面があります。
関連記事:
退屈な投資を続ける勇気|派手さより継続が資産形成を強くする
暴落した日に不安になるのは自然です。
ただ、その不安のまま売買すると、あとから「少し急ぎすぎたかも」と感じることもあります。
焦った日に判断を1日寝かせる考え方はこちらで整理しています。
関連記事:
投資で焦ったときの対処法|判断を1日寝かせるだけでミスは減る
暴落に耐えるには、気合いだけではなく、先に資産の土台を作っておくことも大事です。
守るお金、育てるお金、挑戦するお金を分ける考え方はこちらです。
今回の記事では、初音ミクのn次創作と投資の複利を少し重ねて考えました。
複利についてもう少し別の角度から見たい方はこちらもどうぞ。
関連記事:
入金に頼る投資は終わる|スーパーサイヤ人=複利という本質
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