人は勝っている時ほど、自分を疑わなくなる

メンタル管理

相場で本当に危ないのは、負けている時ではなく「慣れ始めた時」かもしれない

① 勝ち始めると、人は少しずつ怖さを失っていく

投資を始めたばかりの頃は、誰でもかなり慎重です。

この銘柄で大丈夫か。今買っていいのか。暴落したらどうしよう。

ニュースを見る。企業を調べる。ポジションサイズにも悩む。

でも相場で利益が出始めると、その感覚が少しずつ変わっていく人もいます。

例えば強い上昇相場。

AI。
半導体。
テーマ株。

こういう相場では、多少雑に買っても利益が出ることがあります。

すると人は、自分は相場が分かってきたと感じ始める。

ここがかなり危険です。

最初は慎重だったはずなのに、

・確認しなくなる
・調べる量が減る
・感覚で買い始める

こういう変化が少しずつ出てくる。

しかも本人には、あまり危機感がありません。

むしろ、今が一番うまくいっている感覚に近い。

だから相場では、負け始めた時より、勝ちに慣れた時の方が危険なことがあるんです。


② 人は、勝った理由を自分の実力だと思いやすい

これは投資だけではなく、人間全体の癖に近いと思います。

例えば強い相場。

市場全体に資金が流れている。
テーマが加熱している。
何を買っても上がりやすい。

本来なら、相場全体が強かった可能性もかなりある。

でも人は成功するとその理由を自分の能力と結びつけやすい。

・銘柄選びが上手い
・相場観がある
・流れを読めている

と思い始めます。

もちろん努力や分析もあると思います。

ただ、相場には自分でコントロールできない追い風もかなり多い。

例えば、

・金融緩和
・テーマ資金流入
・海外市場の強さ
・AIブーム

こういうものが重なると、実力以上に勝ててしまうことがあります。

勝ちが続くと、人はその追い風を忘れやすいです。

そして少しずつ、自分は特別かもしれない感覚が生まれてくる。

こうなってくるとリスクの取り方が変わり始めます。

自分も過去、含み益がかなり増えていた時期がありました。

毎日資産が増える。
押し目も戻る。
買えば上がる。

すると不思議なことに、最初は怖かった銘柄

まで普通に触れるようになるんです。

本来なら、これはボラが高いものや少し危険かもしれないと思っていたもの。

と思っていたものまで購入してしまいます。

でも最近強いし大丈夫だろう。勝ってるから問題ないへ変わっていく。

しかも怖いのは、その時はかなり冷静なつもりなんです。

むしろ、

以前より上手くなった感覚に近いと思います。

でも後から振り返ると、実際は相場全体の追い風に助けられていた部分もかなり大きかった。

だから最近は、利益が増えている時ほど、

本当に自分の実力だけか?を少し疑うようにしています。


勝ち始めた時に起きやすい変化

初期勝ち始めた後
慎重に調べる感覚で触り始める
小さく買うポジションが大きくなる
不安が強い楽観が強くなる
リスクを意識する下落を軽視し始める
現金を残すフル投資へ近づく

③ 相場は、安心感が最大になった頃ほど崩れやすい

相場って不思議なくらい、怖さが消えた頃に崩れることがあります。

最初の上昇局面では、みんな疑っています。

まだ危ないかもしれない。
上がりすぎでは。
一時的では。

上昇が長く続くと、人はその価格に慣れていく。

高値が普通になる。
強気が普通になる。
押し目が戻るのが普通になる。

人間は危険に慣れていくんです。

市場全体が、下がる理由より、まだ上がる理由を探し始める。

そして最後には、

今回は違う。
AIは終わらない。
押し目だから問題ない。

こういう空気がかなり強くなる。

ただ実際には、その頃が一番バランスを崩しやすいことも多い。

だから個人的には、不安があること自体はそこまで悪いことではないと思っています。

むしろ少し不安が残っている方が、人は慎重になれる。

逆に、不安ゼロへ近づくほど、ブレーキは壊れやすくなるんです。


相場で崩れやすい流れ

暴落そのものより、この流れの途中で「自分はもう大丈夫」と思い始める瞬間の方が、実は危ないのかもしれません。


④ 勝っている時ほど、自分は間違えるかもしれないを残しておく

投資で長く残る人って、常に自信満々な人というより、自分を疑う感覚を少し残している人が多い気がします。

もちろん、自信は必要です。

絶対。
今回は大丈夫。
もう負ける気がしない。

こういう感覚へ近づくほど、人は無理を始めやすい。

ポジションが大きくなる。
集中投資へ寄る。
逃げる準備をしなくなる。

そして相場が崩れた時、一気にダメージを受けてしまいます。

自分の予想が当たるかより、自分が調子に乗っていないか、今の相場に助けられていないかの方を見るようにしています。

相場って、負けている時より、勝ち慣れた時の方が、自分の感覚を疑わなくなります

そしてその感覚が、大きく崩れることに直結している可能性があるのかもしれません

明日からできる簡易チェック

☑ 最近、調べる量が減っていないか
☑ ポジションサイズが大きくなりすぎていないか
☑ 下落を軽く見始めていないか
☑ まだ上がる理由ばかり探していないか
☑ 現金比率を無視し始めていないか
☑ SNSの強気へ流されていないか
☑ 自分は特別だと思い始めていないか


※本記事は特定銘柄の購入推奨ではありません。紹介したデータや戦略は一つの強力な指標として参考にし、投資判断はご自身のリスク許容度に応じて行ってください。

この記事を読まれた方へ

🔗 次に読むならこちら

「現金を持つ意味とは?投資で重要な待つ力」
→ 勝ち続けている時ほど難しくなる、“何もしない”という選択について書いています。

📚 あわせて読みたい

👉メンタル全記事まとめはこちら

サイト案内

最新記事はこちら
→ 最新記事・人気記事はこちらから

私のプロフィールはこちら  
→ どんな人が書いているか知りたい方へ

サイトマップはこちら
→ ブログ全体の構造を一覧で確認できます

更新スケジュールはこちら
→このブログの更新頻度、スケジュールをご確認ください

この記事に対して私に対しての質問や疑問、こういうものがあるよ!等の意見がありましたら是非コメントをおまちしております!

↑なんなんを応援する
ランキングやメッセージをいただけると励みになります。もしよければお願いいたします

相場に振り回されない「自分軸」を作るための3冊

サイコロジー・オブ・マネー

「富を築くのは知能ではなく振る舞いである」と説く、投資メンタルの必読書。焦燥感から抜け出したいあなたへ。

ゾーン ― 相場心理学入門

投資をギャンブルから「確率の作業」へ。暴落時に冷徹な規律を保つための最強のトレーニング本です。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

何のために投資をするのか?趣味や家族との時間を大切にする「なんなん流」の生き方を後押ししてくれる、人生のバイブル。

※画像クリックでAmazon詳細ページへ飛びます

コメント

タイトルとURLをコピーしました